〜『うちの学校、合唱の伴奏出来るほどピアノが弾ける生徒がいないんです』〜
実は昨日、近隣のピアノの先生からご相談を受けました。
小学校の音楽の先生が、連合音楽会の伴奏者を探しているとのこと。
よくよく聞くと、市内の小学校の連合音楽会で演奏するのに、
合唱の伴奏のできるほど、
ピアノが弾ける子が生徒の中にいない???
それで音楽専科の先生がとても困って、連合音楽会当日、伴奏をしてくれる
ピアニストを探しているのだそうです。
その事実にまたびっくり!
うちに通って来るピアノの生徒さん達は、音楽会や学芸会など、
ピアノ伴奏の機会があるたびに、高い倍率の伴奏のオーディションに向けて
それはそれは熱心に取り組みます。
昨日も、小学校最後の音楽会のオーディションを明日に控えた
6年生の鍵盤男子が、
猛特訓を受けにきました。
そして今回のオーディションの倍率は10倍。
エントリー10人のうち男子2名。女子8名。
何とか勝ち取ってほしいところです・・・
また、 同学年の生徒ちゃん同士が、オーディションで競り合うこともあります。
そんな時はこちらも本当に眠れない日々を過ごします。
まさか学年に一人もピアノが弾ける子がいないなんて??
大丈夫か?
東京都T布市!
某超難関音大のT朋学園のお膝元。
かたや隣の狛江市では、各小学校とも、毎年毎回、連合音楽会の伴奏者を巡って
熾烈な戦いが繰り広げられています。
オーディションに落ちて自分の希望のポジションを得られなくて
涙を流す子どもも少なくありません 。
この2極化とも言える格差は何なのでしょう?
そういえば同じような話を、
毎年指導と伴奏で参加している、
東京都北区の合唱連盟の講師の会合でも耳にしました。
北区合唱祭に出てくる小中高校生のうち、
生徒ではなく、指導している先生方が、
伴奏をされているところが見られました。
『ピアノは小さい頃から習得しなければ身につかない。
今はなかなかそこまで続けている子供がいないんですよね』
という話を直に聞いてギョッとしました。
長く続けなければ身につかなことだからこそ
続けることに価値があるのだということ。
ピアノを学習する事でどれほどの良い影響があるか
そんな当たり前のことを
ピアノ講師の我々が自らが
伝えていかなければいけないのか?
そんな疑問が湧いてきました。
確かに今は、即効性のあ、
それほど苦労しないで
比較的容易に結果が得られる習い事を
子供に選ぶ保護者が増えています。
時代に逆らうのは難しいですが、
ピアノ講師に以前より求められているのは
即効性のある指導(ありそうに見える)であり
即座に十分な充実感や達成感を感じさせる指導であり
少子化核家族化が進んだ現代においては
本人ばかりでなく保護者や周りにも、
幸福感を味わいながら、継続させられる
そのスキルなのではないかと感じます。
十羽一絡げではなく、
それぞれの個人や家族にあった指導法やカリキュラムを即座に判断し構築する。
これぞピアノ講師の指導スキルそのものに違いありません。
先生方が長年に渡って学んできた演奏技術や音楽性を、
目の前の生徒に押し付けるのではなく
まさしく生徒ファースト!なのです。
そして
何のため?誰のため?ピアノを習うとどんな良いことがあるか?
そんな保護者や生徒ちゃんから飛んでくる
唐突な質問にも、きちんと答えられる事も大切です。
今の保護者の中には、習い事の選択をするのに、
〇〇ちゃんどうだった?楽しかった?ピアノやりたい?
などと、まるでおもちゃを選ばせるように
子供のその時の気まぐれな意思を尊重し
物事を決断する傾向があります。
もちろん少ない子供の幸せを願っての事ですが
そこを履き違えないで貰うために
しっかりとした信念と、わかりやすい言葉で伝えられるスキル
これも同時に身につけるたいところです。
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